出合えてよかった
「一回で子どもが変わる 魔法の言葉」 親野智可等
幼稚園からの便りで存在を知った 親野智可等さん
23年間の教師経験をもとに教育評論家として活躍する他、全国で講演をされている方です。
「早くして!」「だめでしょ!」ついつい言ってしまう言葉。余計にグズグズする息子。大人げない私。思うようにならないイライラを子どもにぶつけていました。
食べ終わったお皿を下げる時、残った食べ物をこぼす息子に私がかけていた言葉は「またこぼした。」「両手で持ってきなさいって言ってるでしょ!」でした。
こぼした相手が友達だったら…きっと「大丈夫?」と声をかけて床を拭くだろうに…我が子のこととなると、しつけと称して子どもを否定していました。
自分でお皿を下げようとしたのに怒られる…息子の気持ちになれば悲しいですね。
親の思いを子どもに伝える時に大切な二つのこと(本文より)
「子どもを一人の人間として尊重すること」
「子どもをとがめないで伝えること」
「こぼさないように次は両手でしっかり持とうね」子どもを否定せずにプラスのイメージで伝えることが大切だと本の中には何度も出てきました。また、「子どもを一人の人間として尊重すること」この考えにハッとさせられました。親子は上下関係ではなく、対等な人間同士なのだと。子どものためと言い聞かせながら結局親の都合。子どもの気持ちを考えてあげてなかったなと反省…
「言葉というものは育つ環境が大事で、大阪弁で育てれば大阪弁、東北弁なら東北弁になるように、否定語弁で育てれば否定語弁をしゃべるようになり、共感・肯定弁だと、共感・肯定の人間になります。」(本文より)
いつも心穏やかにいるのは難しいですが、この本を読んでから子どもを叱ることが激減しました。
毎日浴びせられる親の言葉 子供に与える影響は計り知れない!!
長男三歳、よくしゃべるようになって親の思い通りにならないことが増えてきました。この時期にこの本に出合えて本当によかった。同著者の本を他に2冊読みました。内容が重なっている部分もあったけれど、違う視点で書かれていて参考になりました。
子育ての中のお父さん、お母さんにお薦めします。
もう一冊はまた次回に…