本は図書館派の私が購入した本
2017年元旦
前日に片付けきれなかった物があちこちに散乱
新年を迎える準備も掃除も十分にできなかった
「明けましておめでとう」ただその言葉を交わすだけ
いつもと変わらない朝食
お正月らしさを伝えるのはテレビの特別番組、大量の折り込みチラシ、年賀状…
次男1歳2か月 なかなか寝ない、寝た後も頻繁に起きる。
まだまだ手がかかるとはいえ酷すぎる…
こんな新年の迎え方ではいけない…
私は小さい頃から祖父母と同居でした。我が家では年末に掃除をし、花や玄関飾りを用意し新年を迎える準備をしていました。元旦の朝は普段別に食事をとっている祖父母も一緒に食卓を囲み、朝からお酒が用意され、みんなでおせちやお雑煮を食べました。
母がいつもより綺麗な服を着ていたのを覚えています。
我が家は核家族。新しい年の迎え方を子どもたちに伝えられるのは親しかいない。
自分が伝えなければ子どもたちは何も知らないまま大きくなってしまう。
これから成長する子どもたちへ、季節の行事や古くから伝わる習慣を伝えていかなければ…
思いを胸に刻んだ年明けでした。
そんな中発売された「母から子に伝えたい 持たない四季の暮らし マキ」
「母から子に伝えたい 持たない四季の暮らし」発売のお知らせ - エコナセイカツ
シンプルな生活、食を大切にする心持ち、子育てに対する考え方などに共感する部分が多く、以前からブログの内容を参考にさせていただいています。
本のタイトルに興味があって発売日を待って本屋へ出かけました。
本は図書館で借りるかブックカフェで読むことが多い私。
いつものようにブックカフェで本を開きました。
「思い出を残す方法は物ではなく、あたたかい記憶。」
「子どもたちの記憶に残る暮らしがしたい。子どもたちが大人になってからも役立つ暮らしの知恵を伝えたい。勉強のように詰め込むのではなく、さりげない日々の暮らしの中でゆっくり、丁寧に…」
「時間や物、スペースはなくても、季節を食し、感じ、遊ぶ 365日の豊かな暮らし
忘れかけている12か月の行事、古くから伝わるしきたり、知恵を、気軽に、手軽に」
(本文より)
私が子どもたちに伝えたかったのはこういう事だったんだぁ…
本を閉じてとてもあたたかい気持ちになりました。
マキさんのご家族が素敵なのはもちろんですが、「生きる術」を娘に伝え続けてきたマキさんのご両親の生き方にも感銘を受けました。
この本のようにたくさんのことはできないかもしれない。
でも私なりに思いをもって子どもたちに接していけばきっと伝わることはある。
あっという間に大きくなってしまう子どもたち。グズグズする息子にうんざりする日もあるけれど、近くで一緒にいられる時間を大切にしたい。
季節の移り変わり、行事を大切にしながら丁寧に生きていきたい。
子どもたちにあたたかい記憶が残ることを願って…